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2006年11月12日 (日曜日)

自然環境について③

今月、水産庁は、日本の沖合数十キロメートルの海底にブロックで作った「人工海底山脈」を築き、アジやサバが群れる豊かな漁場作りに乗り出す方針を明らかにしました。

要はこういうことです。海底の大陸棚にブロック山脈を作ることによって、海底近くにある栄養塩類を、潮の流れで山脈伝いに上昇させ、それによりプランクトンが増え、それに群がり魚が海面近くで増殖するというものです。

私はいかなる理由があるにせよ、自然に人間の手を加えてはいけないと思います。結果は見えていると思います。

自然の摂理や大自然に人間の浅はかな知恵は太刀打ちできないのです!

なぜプランクトンが減少しているのか?なぜ海洋資源が乏しくなってきているのか?根本的な原因を究明せず、解決もせず、人間の手で自然の形を変えようなんて、まったくもってナンセンスです!!!

少し話は変わりますが、最近の茅ヶ崎の海岸侵食の問題もかなり深刻です。私が10代の頃、東京から通った当時の浜とはまるで違う浜になっています。

実はこれも原因は人間が人間の利便のために作った、人工護岸やテトラポットやヘッドランド(Tバー)の影響なんです。

身を傷つけられたガイア(今回は海の女神とでもしておきましょう)が、人間から美しい砂浜を取り上げたのでしょう。

自然環境は人のエゴで人が手を加えるのではなく、そのままで残すのが正解だと思います。

キーワードは敬意を持った「自然との調和」です。大自然に勝てる訳ありません。

今回の自然環境に関する私の持論はこの位にしておきます。でも事あるごとに取り上げていきます。

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