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2007年3月25日 (日曜日)

映画と本④

ルワンダの大量虐殺に関してですが、著書「生かされて」はもっと深いものを教えてくれます。

それは“許す”心です。(それとここでは取り上げませんが、生きている意味もです。)

戦争やテロは必ず何かの報復から始まります。威勢の良かったどこかの大統領も泥沼に入り込んでいることからでも、「報復」と言う行為は、人が選ぶ道ではないと思います。

(そう言えばこの方、ジャングルで勢力争いをしている類人猿に見えるのですが…私だけですか?)

よくスポーツや格闘技でも“リベンジ”と言う言葉を使います。実は私もこの言葉は使うし、若い頃にはしたことも…

しかし、今ではもしかすると人間の最下級の行為は、この“仕返し”と言う行為のような気がします。

著者はツチ族ですが、牧師の部屋のトイレに隠れていて一命を取り留めましたが、もちろん親も兄弟も虐殺されました。

残念ながら私には、親兄弟が殺されても人を許せる寛容さ、と言うより高尚な人間力は持ち合わせていません。

ただこの本を読むと、キリスト教の教えの「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出す」の真の意味が分かります。

この本は大切なものを教えてくれます。

だから中堅社員の研修材料に使います。

またか~!?って。

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