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2007年9月12日 (水曜日)

相撲協会

もう黙っていられません!!

相撲協会の北の海理事長は10日、元NHKアナウンサーの杉山邦博さんから取材証を取り上げました。

理由は杉山さんのメディアでの発言が協会批判にあたると言うもの。

今までの一連の報道を私は「朝青龍ふざけるな!」「相撲協会ふざけるな!」と見ていました。

そんな中で杉山さんはかなり正論の意見を言っておられました。いつも‘もっともだ!’と聞いていたのです。協会の将来を危惧しての発言を述べられていました。

批判をされると正論までもを排除し、門戸を閉ざす協会に未来はないように感じます。

朝青龍問題だって協会が悪いのです。今回の対応でそれが証明された感さえあります。

ジャーナリストによっては相撲をスポーツの娯楽ととらえている方もいますが、全く違います!

相撲は日本の伝統であり、神事の一つなんです。巡業の放棄は五穀豊穣・無病息災を願う神事を放棄することなんです。最高位の横綱は特に責任は重いのです。

外国人に門戸を開くは良いのですが、「レスリングや格闘技ではない」と、親方や協会が日本の文化的側面をしっかり教育しなければいけないんです!

日本人には人生の先輩に対する敬いの精神がありますが、外国人にはない感性なのです。日本人は年が一つしか違わなくても、年長者には敬意を示し‘先輩’または‘さん’になる訳です。

まして自分が横綱になり頂点に登り詰めても、恩師を罵倒したり、殴ったりする伝統なんてないはずです。

強くなるには相当な苦労はあるでしょうが、なったらなったで若い力士に‘たにまち’がつき‘ごっつぁんです’の世界です。

浮世離れしたその世界で登り詰めた元関取では、協会は維持できないかもしれません。

逆に協会理事には、違う視野で伝統や神事を語れ、正確な判断を下せる杉山さんの様な見識者も入らなければいけないくらいなのです。

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