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2008年1月 4日 (金曜日)

GNH

元旦の産経新聞の社説に、これからの国家・社会・或いは企業・または我々の暮らし向きへのヒントと思われる記事が掲載されていました。

世界の至るところで、国益むきだしの資源あさりやグローバル化とは名のみの野放図な経済活動が跋扈している昨今、ヒマラヤの麓に今注目されている小国があります。

昭和天皇の大喪の礼で喪に服した親日国「ブータン」です。この国の国家戦略はGNH。GNHとは国民総生産ならぬ国民総幸福量のことです。

ブータンのGNHとは…

①道路と電力の開発

②教育・医療の無料化

③功利主義経済学批判

④グローバリズムへの警戒

⑤自己啓発と伝統文化の維持

⑥自然環境の保全

⑦足るを知る仏教経済学の尊重

これ、たぶん良き時代の日本の考え方に類似しています。

我々はどこへ向かおうとしているのだろう… 考えさせられます。

全ての自然(森羅万象)に神が宿るとする考えは、神道に基づく日本特有の考え方でした。経済的豊かでも幸せを実感できない我々が、逆に今、小国ブータンの考えを学ぶ必要があると、年頭に感じました。

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