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2008年4月18日 (金曜日)

自由人を求めて

最近、パタゴニアの創業者イヴォン・シェイナードの本を読みました。すばらしい経営者です。

本当は違うことを学びたくて読んでいましたが、それ以外の多くの事を学べ、再確認できました。

当初学びたかったこととは、究極のES。私が求めた自由人を社員にも。でもこれはちょっと違っていました。

と言うのも、この会社はアウトドアーの会社です。社員はクライマーだったり、波を追求するサーファーだったり、カヤッカーだったりします。社員がアウトドアー派の、ある意味仕事だけに縛られない自由人でなければいけません。

でも当社ではお客様に時間を合わせる必要があり、好きなときにフレックスで波や雪や自由を求める訳にもいきません。

私の創業の目的はいろいろな束縛から開放されることでした。ただ束縛から解放された今は、責任と言う重圧が圧し掛かりますし、社員がいれば勝手なことはできません。

自由と言うのは本当は厳しいのです。創業者なら分かります。自宅開業すれば、いくらでも遊べるし、いつ起きるのも自由。テレビもいつでも見れるし、昼寝もOK。

でも、結果や責任はすべて自分自身に掛かってきます。自分次第です。怠惰は必ずマイナスの結果に表れますし…

だから厳しいのです。社員に波のある日にサーフィンに行かせるそんなパタゴニアでも評価基準は個人の成績や頑張りの結果次第らしい。

お客様に合わせる必要がなく、且つ自分に掛かる全ての責任を取れるシステムに社員が同意してくれれば、自主性のある強い会社になると思います。

自己管理能力がしっかりしていて、気持ちのバランスを保てる人は幸せでしょう!私もそんな会社が理想です。と言うより羨ましいです。

ただしかし、反対に自己管理能力に乏しく、自分に負けてしまう社員はどう救うのかなぁ?

やはり当社では、会社の成長と共にと言う条件は付きますが、家族と共に過ごせる時間や余暇ももっと楽しめる休日や時間を増やすのもそうですが、なにより人生で一番係わる時間が多い‘仕事’の楽しさを追求することが最大のESであり、私の責任だと思いました。

前置きが長すぎたので、多くのことを学べた本題はまた今度にします。

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