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2008年5月31日 (土曜日)

矛盾との戦い

矛盾が沢山あります。いつもイライラしていてはダメだよ。いいことないよ。楽しく前向きに仕事はするといいよ、とか社員に教育します。

でも、一番恐い顔して仕事しているのが私だったりする。そんなの承知です。私も勉強して自己と戦っています。言い訳ですが、私なんか完璧である筈がない。

ハイ、その様に心がけます。って分かってても言ってくれる社員はかわいいです。単純な上司の機嫌を取れる社員は流石。

反対に矛盾ジャンよぉ~って、また厭味の一つや二つも。こちとら分かってるっつうの。出来てないことを言うのも仕事なんじゃ。

あと、挫折ってありますよね。仕事では社員にもっと頑張れよ!って言います。そんなに弱い方ではないけれど、でもプライベートでは結構すぐ諦めたりします。

仕事で相当頑張ってきているので、それ以外のことではあんまり頑張れないんです。2つも3つも頑張れません。生みの苦しみはありますが、楽しく出来るものしか無理なんです。

大道塾はこれがラストチャンスと思ってやってきましたので、何度も途中でやめようと思いましたが、一応自分だけの目標まで行きました。その前はチョッとおかしいなぁと思うとすぐにやめました。

ある拳法では達人と言われていた先生の配下の奴に、先生の道着をたたみなさいと言われたことがあります。

子供も習っているのに。子供も先輩だと。30過ぎの自分にたたみなさいと。仮に子供にもさせるなよって。自分の道着ぐらい自分ででたためよって。世間ズレしていました。

「止めようかなぁ」って女房に言うと「止めればぁ~」って言います。

他にも「もう~こんなもんでいいかぁ~」って言うと「そうすればぁ~」って言います。

「疲れたから今日の稽古は休もうかなぁ~」って言うとやっぱり「休めばぁ~」って言います。

300回くらい言いましたが、1回ももっと頑張んなよ、と言われたことがありません。挫折の女王は自分のステージに引き込もうとする訳です。

これが体育会系で、しかも元トップアスリートの妻だったら、「だらしないわね!もっと頑張りなさいよ!!」って相当追い込まれていた筈です。

でも不思議とあんまり「やめればぁ~」とか言われると、逆にもうチョッと頑張ろうかなぁって気がして、そちらのステージに行ってなるものかって思うわけです。

またこんなことも言います。「やめて一緒にテニスやろうよ」

「いやいやテニスはいい!もうチョッと格闘技頑張るよ」ってなります。

で、会社での自分はどうか?高いハードルを用意しているトップアスリートに近い。

社員に「もっと頑張れよ!」「俺がこの回答で納得すると思う!」「しっかりやれよ!」って。

女房方式に切り替えるとどうなるか…?

社員「施工辛いんですけど」 私「もうやめればぁ~」

社員「営業大変なんですけど」 私「大変なんだろぉ~分かるよぉ、やめればぁ」

社員「仕事辛いんですけどぉ」 私「分かるよぉ、休めばぁ~」

ってなります。

でも私は、絶対社員の代わりはしない訳です。だって給料を払っているし、教育にお金も使っているし、一応社長の仕事はしているんで。

そうすると確実に会社は傾きだします。‘これはまずい’となった社員の選択肢は別の会社に移るか、会社を立て直すかだけです。会社に残った人間は最高の自主的社員になると言う計算です。

もう1つの方式だと…

社員「施工辛いんですけど」 私「辛いんだろぉ~分かるよぉ、じゃ~営業やろうよ」

社員「営業大変なんですけど」 私「大変なんだろぉ~分かるよぉ、じゃ~管理やろうよ」

社員「管理嫌なんですけど」 私「嫌なんだろぉ~分かるよぉ、じゃ~社長やって~!!」

すると元の鞘が一番いいんだぁ~って気が付くという計算です。

仕事トップアスリートの社長は追い詰める、追い込むのではなく、ハードルを下げて挫折型社員の目線も必要で、みんなが楽しく幸せに過ごせる環境作りが大切ですね!ただこれからも相当矛盾は生じるはずです。

なぜならば完璧な人間ではないので(笑)(逃げとも言う)

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