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2008年6月22日 (日曜日)

降格と昇格

先週の例会のグループ討論は「社員を降格できますか?」と言うテーマです。色々意見が聞けました。

どの方の意見も参考になりました。早速、もっと社員に分かりやすい役職基準に作り直そうと思います。

少し前でしたら降格も組織運営維持においては美徳だと考えたでしょう。役が付いてそれが本人にとって少しでも足枷で楽しくいられないのなら、喜んで外してあげるべきです。

しかし普通はプライドがあります。よほど部下のモチベーションに影響するのなら、止むを得ず必要はあるでしょうが、降格された人間のケアは容易ではないです。

その後の会社生活は楽しいものではない気がします。だから役職を与える会社(社長)の責任です。

役が人を作るケースもあるでしょうが、しっかり与えるべき人間なのかどうか吟味するのは、社長の仕事と思います。また吟味を外してしまっても役に見合った社員育成も社長の仕事です。

当社にはまだ管理職がいません。降格はさせたくないので、簡単にはさせません。管理職は他人を考えられなければ無理でしょ。

自分の仕事だけの視野や自分の感情だけならば、自分の仕事だけ考えられるポストでいいのです。

責任感だとか、多少感情が入ったとしても相手を思って叱るとか、新入社員や部下を思いやる気持ちなんかが大切なんです。

私がいるから大丈夫だ。私に任せなさい。全部聞いてあげるよ。それはこうやるんだよ。責任は私が取るからやってみな。社長には私から話してあげるよ。って管理職は言うよなぁ~普通。

今回、若手社員を一人昇格しました。彼とは密にコミュニケーションが取れている社員の一人です。

しかし決して差別はしていません。仕事は他人に真似の出来ない位の事をしています。素直に学ぼうとする姿勢もあります。

後に入社した社員に先を越されてもそれを受け入れ、その後も会社や私をを理解しようとする気持ちがズンズン伝わってきます。

私のいない時でもどんな態度で、どんな姿勢なのか、大概わかります。彼は任せて安心です。

当社だけで通用する人間に役は付けません。彼はどの会社にいたとしても、見る目がある上司や社長がいれば、きっと今のポストの筈です。

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