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2008年12月20日 (土曜日)

CSR

先日、小さなお子さんにそのお母さんが道で怒鳴っていました。「なんでお友達に挨拶されて、挨拶ができないの!」

正しい事を言っている。こう言うことで真剣に叱れる親は最近あまりいないです。しかし、傍で聞いている方はそれでもいい気分はしないものです。

お子さんに同情の気持ちも沸き、「その位で許してやってよ」って気もします。ただそのお母さんにとっては、その子の為の道徳教育に必死な訳です。

同じ様なことを私もやってしまいます。周りが見えなくなり、研修生や精神の病気を持ったアルバイトさんの前でも平気で社員を怒鳴ります。後から良くない事だと分かりつつも…

それは偶然私の耳に入ってきました。偶然が無ければ、何のことはない事で済まされていた気がします。企業の社会的責任。一歩間違っていれば大変な事になっていました。

事なきを得ましたが、ここは真剣になります。CSRとは別の面でも逸脱行為が続くものです。負の連鎖ではありません。必然です。

事後報告、言い訳、交通違反、使用薬剤の手順違反、ルール違反… ドンドン続きます。必然なんです。

真剣な反省を促すために真剣に怒鳴りつけます。原点を見失うととんでもない結果が待っているからです。

ただ当事者は怒られた記憶しか残らず、本人も周りも本質が分からない。だからブログに。

例えば会議で。自分が出来ていないことを人に言うべきではない。「ルールを守りましょう!」ってルールを守っていない奴が言ったとします。

この時点でそいつは永遠にルールを守れない人間になります。だってそこに“謙虚”さがないもん!

「俺ルール逸脱してるなぁ~?人に言えないよぉ。皆から認めてもらえるようになろう!そうなって人に指導できるようになろう!」普通はこうです。

ビーチクリーンだって強制ではなくて、都合がつく人間が気持ちで自発的に参加しています。でも1回も来たこと無い人間が、「もっと真剣にビーチの美化とかも考えようぜ!」って言ってもダメ。

ここにも謙虚さがまるでない。来れないのはしょうがない。でも人に言うなよって。CSRを問われそうな行為を咎められたら、せめて暫くは他人ではなくて自分だろって。

会社の“社風づくり”の「謙虚で素直な驕らない姿勢」ってそう言うことだ。

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