社内研修会
毎週第2金曜日は、講師をお招きし、全社員対象の社内研修会を開いています。私はなるべく用事を作って社内にいないようにしています。
なぜならば、私がいると私の顔色を窺って忌憚のない意見がでないし、なにより社員の発言が、とても間違っていると思うと許せなくなり、私自ら口を挟み簡単に修正を加えてしまいます。
これでは社員は根本から気づきを得ることは出来ないと思うからです。ですから逃亡することにしています(笑)
最近の研修では、一人ひとりの長所や欠点を指摘し合っているようです。私は第一印象で人を見抜く術を持ち合わせていませんが、当然、社員より人の長短を把握する事は早いですし、的確だと思っています。
彼らへの指導の意味で、今までは私一人が伝えてきました。時として、強く伝える事もありましたので、当然反発も心の中であったでしょう。
それが、今回は社員同士が指摘し合っています。大方、それぞれの個人の指摘は、私の見るところと相違がありません。
「うるせーなー」から初めて気が付いた部分があり、トップからの指摘に比べて、皆から言われれば、相当ショックを受けた社員もいるようです。でも、それがいい会社になるために大切な事だと思いました。
ところで、弊社では研修後、もちろん報告書を書いてもらっています。ほとんどの社員が最後に「研修に参加させて頂きありがとうございます。」と書きます。
なんか、恩着せで感謝を強要するいやらしい経営者だと思いませんか?(笑) 実際そうなんだけど…(笑)
一部の社員に話しました。「私なんか単純明快なんだよ!参加して学ぶ事が出来た礼儀を伝える事が、どんなに大切に思うか。そして機嫌よく思うか。」
こんな小さな会社の社長に、よく思われる事ができなくて、どうやってお客さまにご贔屓にされんの?って。どうやってCSやるのって。
新入社員研修で、読書研修を入れました。彼女には話していません。新卒社員の本日の感想文です。
「…最後にこの本と出合う機会を設けて下さり、本当にありがとうございます。…感謝の気持ちで一杯です。…」って。きっと伸びてくれる社員でしょう。
私は社員が喜ぶと思われる事を企画して、時々やります。心から「いつも忙しいけどご苦労さん!」って言う気持ちです。こちらが一方的にやっていることだから、してあげた事は忘れる必要があります。
でも、後から「ありがとうございます」って、心で言ってくれる社員は、こちらの気持ちを汲んでくれているわけで、当然、可愛いと思います。これって普通です。
こんな事が普通に分かる人間を育成したいのです。別に仕事がそんなに出来なくてもいいし…(語弊を承知で)
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