仕分け事業

鳩山内閣は６割を超える支持率を維持しています。例の「事業仕分け」も一役買っています。一般公開して無駄を排除する事には大いに賛成です。徹底してやるべきです。

ただ徹底とは、深く議論する事だと思います。こんな短時間で、こんな大切な事が決まるのか？って感じです。また、「仕分け人」にも問題ありです。なぜ、その分野分野での専門家が入らない？

仮に入らなくても、なんで事前に意見聴取もしないのか？？重要な防衛問題に関しても「我々には分からない」はないよなぁ～、と思います。だったら防衛のプロの立場が正しいとしか言いようがありません。

仕分け人は、議員と民間人で構成されていて、ただただ右から左に裁いている印象しか受けません。科学技術予算削減に関しても、２５日、日本を代表する科学者が記者会見し「見識を欠く科学全体の問題」と批判しました。

なぜこんな方々の見識を事前に確認しないで臨むのか？素朴な疑問です。元タレントの女性仕分け人が‘スーパーコンピューターが世界１である必要はない’‘なぜ２番でいけないのですか？’って。あんたホンとかよ？？って感じです。

国力の問題であることも理解できていない。最上を目指すから２番や３番が維持できる事も分からない。あの人、議論していないです。自分の考えに導くように相手を裁断している話し方です。あぁ～言うのはイライラします。

我々中小企業に関する支援も、容赦なく予算見送り判定されています。「ものづくり中小企業製品開発等支援補助金」などは、前政権が緊急経済対策に盛り込んだ要求だったために予算計上が見送られました。

今が緊急経済でないとでも言うのだろうか？我々が所属しているような中小企業団体の意見も確認したのだろうか？仕分け事業は正しいです。でもやり方が違うような気がする。

昨日、テレビで星野仙一さんも言ってましたが、一番の必要な仕分けは、政治家を減らすことです。まずここから始めましょう！