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2010年2月 9日 (火曜日)

学べていなかった

先日、私が所属する神奈川県中小企業家同友会社員教育委員会主催の新任管理職研修があり、当社からもアイウィルの研修に行ってもらっている2人を出しました。

ちなみに当社の2人がメンバーの中で最年少と最年長でした。まず、良かった点ですが、色々な会社の同じような立場の方々と交流を図れたことです。他社を知ることは良い事です。

同友会の研修は、基本的にグループディスカッションが行われ、自分達で気づきを得ることを前提として進められます。

自分から気づかなければ、本当に分かった事にはなりませんから、それには賛成です。経営者の例会も同じです。他者から学ぶ。

今回はマネジメントや指導初心者の社員ばかりで、もちろん当社の社員も現在アイウィルで学んでいる最中です。今回うちの社員に限っては、行かせなければ良かった、と思っています。

折角学んでいる事が、人の意見やコメントで、そちらに流されてしまうような不安定さの中にいる2人です。案の定、一緒に学んでいる筈の他社の社員さんの意見にすら引っ張られています。

それは提出されたレポートや朝礼での感想で分かります。他社の社員さんも、初めて部下が出来て、今まさに学んでいる最中です。誰の意見が正しい、ではなく共に学ぶのが正解です。

また、コミュニケーションと言うのは絶対に大切。しかし、指導やマネジメントやさらに言えば躾なんかでは、それを超越するものもなければ中小企業は当面成り立たない。

何でも下の意見を摺り合わせてコミュニケーションを、なんて無理だ!どう言うことかって言うと、私の考えですみませんが、もちろん根底には社員を幸せにってことはある。当たり前です。

ESが図れている会社には、規則や縛るものが全くない会社もあります。価値観や人間力を採用基準に出来る会社もある。素晴らしい事だし、賛同します。最初から同じベクトルです。

でも今の当社にそんなに人を選ぶ権利はあるか?と言うか、良くはなったとは言え、人が嫌がる仕事を社会のためにやっている会社です。業務の中心はゴキブリ駆除です。

素晴らしい仕事です。でも、ベクトルが合ってこちらが望む人はそんなに選べない。だから入社して頂いてから社員の幸せの為に一生懸命やる。

躾教育をして、人間力を高める研修をして、指導して、方針伝えて、ベクトルを合わせる努力をする。右向け右ではありません。しかし理屈抜きの部分は当然あります。

そんな折、アイウィルの講師の方にも、研修レポートで指摘されていました。今は学びです。きっと自らでは気が付かないと思われます。

素直に6ヶ月の研修を全うする事だけを考えるが良い。途中で別の研修に参加させた私にも原因がある。

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