もう1つの信条
「人として正しく」って言う経営信条があります。以前にも書いたかもしれませんが、これは今年から廃止しようと考えたこともありました。
仕事も人生も楽しい方がいい!でもそれはベースに、当たり前として人としての正しさがある場合に言えることです。当社の社員は若い。教育が必要だし、私の会社での役目です。
楽しい方がいいんだよ、ってそれだけ言ってしまうと、仕事より遊びや休日に一生懸命で、プータローにもなり兼ねないです。本当なんですよ。この次元でのレベルの向上が必要な社員も居ます。
で、廃止は止めました。そしてそれに加えて、社風づくり(社員の行動指針)に「人として正しく楽しく…」と追加しました。で最近、信条を廃止しなくて良かったと心底思う出来事がありました。
本人には相当厳しく叱りました。と言うか怒鳴りました。若気の至りでは済まされない事です。で、それを知った別の社員もそれを咎めようとはしませんでした。だから同罪です。
他のFCCスタッフに、このケースで彼を咎める人間はいるかなぁ?って考えました。たぶん私と妻だけですねぇ~(オレは言えるよ!って言う社員もいるかも知れませんが、色々見ています。多分いないです。)
例えば、私も電車の中で携帯で話している人間なんかを以前は叱っていました。「やめろよ!!」って。でも今は言いません。何故でしょう?
それは、自分が頭に来てイライラしていることを感情でぶつけているだけだからです。だから喧嘩腰に言ってしまいます。相手も喧嘩腰になります。それでも引きません。
で、私は身体が多少厳ついので、向こうは渋々止めます。それで相手は人の迷惑を悟り変わるかって言うと、まったく変わりません。こちらの憂さを晴らしただけです。
相手は自分で気が付くまで変わりません。だから今は他人には決して言いません。でも会社はどうか?仲間だろ!って。この場は相手の為に何でも言い合うコミュニティーの場だろ!
会社で何でも相手の為に言って、相手に関心を持って助言して、気付き、気が付かされるところだろ!言わない、注意しないのは無責任なんだ。無関心の罪なんだよ。
逆にこの張本人は、別の人間が悪いことをしたら注意ができるタイプなのです。だから私の会社には、次元レベルを落としてでも普通の正しさを教えなければなりません。
でも、私が彼の年齢だった頃、或いは30代でもこのブログでは書きづらい様なことしてたなぁ~、って。いつか気が付きました。彼も今回のことで懲りたでしょう!
気付いたと思います。始末書のみで許すことにします。
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