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2011年11月24日 (木曜日)

‘義’が理解できる一冊です。

新撰組 吉村貫一郎と彼の一生に関った人々(息子や娘も含む)の物語です。

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吉村貫一郎は南部藩の脱藩者です。しかし文武両道です。わたし的な最後の侍は、「峠」の河井継之助と「燃えよ剣」の土方歳三。それに彼を加えます。

‘義’とは何か?吉村貫一郎の義、関った人々にとっての義。義とは大義じゃなくて、足元にあることが分かる。

維新ってなんだったのだろうか?色々ありますが、封建社会との戦いだったのかもしれない。

吉村貫一郎は強い。義のために斬る。読めば分かります。斬りたくて斬っているのではない、生きるために斬る。

普段の彼は、隊員からも馬鹿にされる、強そうになんて見えない、か細い腕、子供や動物にはとても優しい。しかしひとたび剣を構えると本物の強さが分かる。これぞ達人です。本物の武士です。

現代の日本人が忘れかけたものがすべて分かります。大きな義なんていらない。小さな大切な義を私も貫きたいです。

これを読み終った時、ちょうど新幹線が京都に止まっていました。まぁ~偶然なんですが… 

偶然ついでに、南部藩って甲斐源氏の南部氏が築きました。もともとは山梨県南巨摩郡南部町から来ています。うちの父が南部町の人です。どうでもいいですねぇ~

でももっと言うと、私は上石原と言う地の出身です。新撰組局長近藤勇と一緒です。本当にどうでもいいですねぇ~

あとこの本で興味深いのは、坂本龍馬を殺したのが、斉藤一であるとほぼ断定していたりします。きっとそうだろうなぁ、と納得してしまった。

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