終戦記念日までに読んでもらう本
私は比較的本を読むのが早いのですが、この本を読むのに10日以上かかりました。この本に向き合うのが辛くて、なかなか進みませんでした。
内容は全く異なりますが、‘義’に関する部分が以前読んだ「壬生義士伝」に似ています。
戦争責任は多分にエリート官僚にある。今年も靖国に参拝はします。でも戦犯者はやはり戦犯者なのかもしれない。同じように祀られているのは疑問のような気もする。
人の命を軽視した戦略で一億玉砕を謳った上層部と、純真無垢な青年兵と同じに参拝する気にどうしてもなれない。
それにしても戦争であれだけ苦しめられたのに、なぜ戦後も同じ仕組みなのか?疑問だ?行政のエリート官僚構造はそのままだ。
現場を顧みない、経験しない、人の心が分からない人間が行政を司ることなんか出来っこない。民間の様に実力や経験で抜擢すべきだろ?
それとこの本を読んで、大勢に迎合してはいけない事が分かる。迎合が戦争に突入させたし、命がけで国のために戦った人を、今度は大衆が逆に終戦後手の平を返したように犯罪者のように扱う。
浮かばれないだろ!
人の話しもそう。評価は常に両サイドある。一方向ではわかる訳がない。双方向や広い視野で確認し、それを正しい価値観で判断する必要があって、それを伝えるのが本当の勇気だ。
今は幸せです。1億3000万人すべてが幸せです。こんな平和な世の中に、そして豊かな日本のこの時代に生まれたことを感謝しなければならない。だから今の人達は全員ツイてる。
私自身は楽しく生きたい。でもこの時代に生かされていることで、世の中の役に立ちたいと思います。
年末にこの書籍が映画化される予定です。でも私は切ないので見たくないですね。しかし、この本や映画が最低でも人口の1割の人に触れてもらいたい。
そしたら2度と間違いが起きないし、もっと良い国になる気がする。微力ですが、当社は8冊買いました。終戦記念日までに全社員に読んでもらいます。
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