幸せのメカニズム
総会でご講演して下さった前野教授の著書を拝読しました。素晴らしい本でした。
幸せの4つの因子があります。それは…
「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「あなたらしく」
これらは科学的にデータを解析して因子に分類したものです。
この本の中で私が特に良かったと感じたことを紹介します。
やってみようって言うのは、画一的な地位財を得ることを目指すのではなく、小さくてもいいから自分らしさを見つけ70億分の1の個性を活かすこと。
オタクでもなんでもいい。多様だからこそ、いい。画一的な基準だと勝者と敗者に分かれるわけです。70億通りの自己実現があったら、70億人みんながオンリーワンのエキスパートです。
街づくりも、製品も、サービスも、教育も、文化も、みんな決して画一的でない多様な自己実現と成長、繋がりと感謝、前向きと楽観、独立とマイペースを育みいろんなものがでこぼこしているのが幸せになれる。
それから人は鑑賞よりも創造することが幸せらしいです。簡単な例だと女性の化粧も幸せに相関があるらしいです。しかし、本来の自分を変えてしまう美容整形には逆に負の相関があったとのこと。それは「ありのままの自分を受け入れる」と言う観点の差らしいです。
それからこの本で一番私が気にいった文章は…
『地位財ではなく、非地位財を見よ。これからは、一人ひとりの幸せ因子をいかに満たすか、の時代である。多様な自己実現とつながりの時代である。金持ちになり有名になりみんなから尊敬されてピラミッドの頂点に立つことを目指すような時代ではなく、それぞれが、それぞれのさまざまなピラミッドの頂点に立ち、そこから満足を得るような、多様化の時代である。』
こちらの本に感謝致します😄
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